2014年09月12日

ご愛顧ありがとうございました。

                         お断り

『重力の虹』刊行の運びにともなって、制作過程の訳文を載せたページを整理させていただきました。
冒頭近くのものは、作品への取っかかりを提供できることが書いてあるようなので、極力残すようにしました。
しかし、このブログ自体を、そのうち整理させていただこうと思います。

今後、ピンチョンの作品についての情報がネットに充実していくことを私も願っており、
そのために私も協力は惜しまぬ所存です。

9月30日発売の『重力の虹』上下合計1500ページで、カロリーいっぱいであります。
註と索引を充実させませたので、どうぞ読んでみてください。

_.jpg

2014/09/12
サトチョン


posted by GR at 15:22| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月21日

The Kenosha Kid

ピンチョン研究家 Steven Weisenburger による『重力の虹』詳註(1988刊)

Gravity's Rainbow Companion: Sources and Contexts for Pynchon's Novel


 では「謎」だった──つまりこの小説をめぐって何十本も博士論文が書かれていたのにだれにも「解明」できなかったのが the Kenosha Kid とは誰かということ。


 上記の Companion の大幅増補改訂版(2006年刊行)


ではちゃんとソースが明かされています。

インターネットの時代に入れば、こういう知識で研究者が全滅ということはなくなるんですね。


ケノーシャ・キッドとは Forbes Parkhill という作家による、Slothrop の子供時代(1920-30s)のパルプフィクションのヒーローなのでした。

 

Kenosha-kid.jpg
 
この絵のパロディまで載ってる以下のサイト、テキストのダウンロードの便宜つき。

http://themodernword.com/pynchon/Pynchon_kenosha_kid.html


 

posted by GR at 03:08| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月14日

『重力の虹』のできごと:第一部前半

『重力の虹』は詩的な文章で綴られ(ギンズバーグの "Howl" の文体を思わせるところもあり)、何の断りもなく誰かがみている夢で章が始まるなど、カッコヨクできすぎていて、いつ何処で誰が何をして、それがどういう繋がりにあるのか読みとるのは辛い本です。原文でもすらすら解ることはなく、ネイティブの文学研究者が2回め、3回めを読んで細部の意図がくみ取れるといった感じでしょうか。


 翻訳ではニュアンスの欠落は避けられないので、細部の理解はさらに辛いことになるでしょう。というわけで、こういう表を作っていこうと思います。ネタバレになる記述も出てきそうですが、「ネタ隠し」が多すぎて楽しめない小説なので、やり過ぎないよう最小限の基本的なネタ提供は、この表ではやっていきます。こういう形であらすじの全貌を可視化して、公開していこうと思います。


ファイルは、iWORKS の mumbers で作って、PDFファイルにしたものです。


    GR 1-1 表.pdf


 アドビのリーダーで拡大してごらんください。大きさを調整してのプリントアウトもできるはずです。

posted by GR at 05:12| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。